
納品後に誤字脱字を見つけてしまった!文章の言い回しでおかしな箇所があった……という経験をした事のあるライターさんは多いと思います。
納品前のセルフチェックをしたとしても、見落としたミスがあったりします。そこで無料で使える文章校正・校閲支援ツールをご紹介します。思わぬミスが見つかったりするので、使ってみてください。
しかも多くが無料で、ブラウザ上で使えるWEBサービスなので、とても手軽に使えます。
注意点してほしいのは、これらのツールは完璧では無いので、あくまで支援ツール程度として考えてください「これらのツールでチェックしたので大丈夫。」とはなりません。
この記事の目次
無料のツールとは思えないほど、使いやすく丁寧な解析をしてくれます。「設定をカスタマイズする」にチェックを入れると、文章レベルでわけられた詳細な設定が可能です。
ほぼ変更しない方が良いと思いますが、文字数カウントから除く文字の設定だけ変更すると良いです。
使い方はいたってシンプルで大きな入力窓に本文を貼り付けるか、そのままここに文字を打ち込んでいきます。そして日本語チェックを押します。
少し意地悪をして、漢字の打ち間違いを入れてみたいと思います。「関する」を「管する」として日本語チェックを行いました。
明確に誤字です。とは表示されませんが、「管する」も文章の流れの中でおかしいかも?という風にチェックすべき箇所として表示されましたね。
もちろん間違っていても反応しない箇所もあるので、あくまで補助ツールというのはお忘れなく。漢字単体の打ち間違いを見抜いたりも「出来ません」
使い方、検出できる範囲はほぼ同じですが、たまに最初のツールでは見つからなかった修正箇所なんかも出てくるので、複数ツールでチェックしてみるのも良いと思います。
http://so-zou.jp/web-app/text/proofreading/
特徴としては、WEBサイトのURLの文章を読み込んで文章チェックが可能です。PC上でしかライティングしない場合には必要ありませんね。
こちらも不適切な表現、誤字脱字などを中心に文章のチェックを行ってくれます。詳細な設定はありません。
初めて校正ツールを使ったのがこのツールだったかと思います。しかし精度に満足出来なくて最近ではまり使っていません。
先程の「管する」の漢字間違いも反応せず、「正常」として判定しています。
http://www.paper-glasses.com/jplan/
このツールは、Yahoo!デベロッパーネットワークの校正支援APIを使用している校正ツールです。APIのメリットとしては常に新しい情報に変わっていくので、どんどん賢くなっていくというところでしょうか?(これに関しては不明です、すみません)
シンプルでとても使いやすくて、チェック項目も多くて結構気に入ってます。「管する」ミスもしっかりと拾い上げてくれていました。
ここからは自分の文章の傾向を機械的に解析してくれるツールをみていきます。これから紹介するツールを使えば、体言止めが多い、漢字が多く読みづらいなどをチェックしてくれるので、ぜひ使ってみてください。
http://www.ennach.sakura.ne.jp/
小説作成の支援を主目的とした文章解析ツールです、漢字やひらがなの割合や、助詞、動詞、形容詞の出現回数など細かくみてくれます。
解析結果の「地の文」とは小説で言う、語り手の文体のことで、WEBライティングのほとんどがこれに該当すると思います。インタビューの書き起こしなどをするとまた変わってくるかもしれませんが、それは例外としておきます。
地の文とでたら、良いかな?というレベルで見ておきます。
http://kotoba.nuee.nagoya-u.ac.jp/sc/obi3/
文章がどれだけ難解かどうか?を計測してくれます。難しい漢字や、難しい言い回しをしている人はここでの評価が「むずかしい」などになっているかもしれません。
個人的には「少しやさしい」や「中学3年生」などで評価されるように目指したりしています。ただ、少し変えただけでは、結果は変わりません。
今回の例文では中学2年ぐらいで理解できる文章という評価のようですね、まずまずです。次回書く文章は、もう少し中学生でも読めるように……と意識するために使うと良いです。
http://akind.dee.cc/kanjiritsuchk-input.html
他のツールでも漢字の使用率は出ますが、このツールが一番わかりやすい+簡単な評価までついてくるのでたまに使っています。
もしここで、漢字多いよと評価された場合には「の事」「の為」「出来る」などの漢字にしなくても良いところを修正していくといいと思います。
全部のツールに言えることですが、ツールによるスコアを良くするだけでは文章は良くなりません。あくまで、ミスに気がつくための手段として使ってくださいね。
上手に使ってセルフチェックの時間を短縮していきましょう。