先輩ライターの体験談

納品前に『声に出して読む』推敲・校閲・校正のメリット

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納品前に『声に出して読む』推敲・校閲・校正のメリット
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個人の責任で済む個人ブログは例外として、納品する文章は必ず文章を推敲・校閲・校正をして提出するようにしましょう。

これは最低限という意味になり、WEBライティングでは誤字脱字チェック(校正)をしていないと思われる納品や、明らかに本筋と違う内容が含まれてしまっている文章などみかけます。

あまりに納品前チェックがずさんだと案件の依頼も無くなってしまうかもしれません。

今回は誰でもできる『声に出して読む』記事チェックのメリットと、どこに注意すればいいのか?の基礎となる部分を紹介します。

内勤のライターさんとして新しく入ってくる方も、「こんなに早く、確実に自分の文章を見直せるなんて、ちょっと想像以上のチェック方法でした。」と驚いてもらっているので、間違いありません!

まずは覚えておきたい声に出して読むときに注意したいポイント

ただ読み上げるだけでは、記事のチェックになりませんのでルールをつくっておきます。

声に出して読み上げるときのルールは5つです。最低限覚えておいた方が良いポイントをルールにしているので、自分の苦手項目を加えていっても良いですね。

納品までに時間があれば一晩置いてから読む

五月雨に文章を書き終えてそのままチェックに入ると、見つかるミスも見逃す可能性が高いです。チェックは一晩置いてからすることをおすすめします。

納期が迫っている場合には、少し休憩をとってからなど「書くモード」と「チェックモード」の気持ちの切り替えを行ってください。

15分や20分程度で区切って休憩を取る

個人差はありますが、人間の集中力は数十分と言われています。そのため2時間がっつり文章の修正をするぞ!と意気込んでも集中力が欠けた後半のチェックは、ずさんになってしまうのが目に見えています。

そういった時はインターバルを上手に利用した「25分集中して、5分休む」ポモドーロ・テクニックを活用して、集中力が高い状態で作業ができるようにしましょう。

  1. タスクを決める。
  2. タイマーを25分にセットしてスタート
  3. 5分休憩
  4. 2と3を4回繰り返す。
  5. 4回目が終わったら30分など長い休憩を取る。

必ずミスがあると「疑って」チェックする

ここにはミスは無い。と思い込んでしまうと危険です。どこかにミスは無いか!?と前のめりな気持ちでチェックしましょう。単純なことですが、重要な心構えです。

意外と多いのが、「私はミスをしていません。」とミスをした人が言ってしまう事です。これは悪意は無いのですが、確認をしていない状態で思い込みで回答してしまうとこうなります。

こうなってしまうと、お互いの関係性も悪くなってしまいますので、必ずミスがあると思ってチェックするようにしましょう。

出来れば印刷して紙で読む

インク代と紙の費用がかかりますが、出来れば印刷して文章を読み上げる方が効率的です。ペン入れもすぐにできますので、可能な方は印刷してみてください。

デジタルでチェックしていく場合には、Googleドキュメントのペン入れに似た、「コメント機能」が使いやすいと思います。詳しくは本文中でも紹介しますが、Googleドキュメントの提案などの使い方を紹介した記事をご覧ください。

以上のことを踏まえて声を出して文章チェックをすると、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。

誤字脱字や表記のゆれ・ぶれが意外と見つかる

「意外と」を「以外と」と打ってしまっていたり、「ありがとうごzいます。」などタイピングミスで英数字が挟まっていたり単純なミスが見つかりやすいです。

編集部とライターさんで笑ったミスとしては「~間に合うように電車にノリましょう。」恐らくこの前に「ノリ」に関する文章を書いていたんでしょう。(笑)

R.Mさん掲載の了承ありがとうございますm(_ _)m

また「Googleドキュメント」と「Google Document」などの表記が統一化されていないところに気がついたりします。

打ち間違い、表記の統一化はGoogleスプレッドシートで管理してリスト化しておくと自分がよく間違える箇所を確認できます。

リズムが良くない文章や、繰り返し文章を見つけれる

「です。です。です。です。」の連続する語尾はもちろん、意味が同じ内容を2回繰り返してしまっている箇所などが見つかります。

「○○ですが、○○です。○○ですが、○○です。」こういった自分ではやってないと思っている書き方も見つけれるようになりますよ。

文章のリズムと整えると、読みやすさは劇的に良くなるので、このミスに気がつけるようにしましょう。

読みづらい文章を解決するにはコチラの【例題で解決】自分では気がつきにくい、読みづらくなってしまう文章の癖 をご覧ください。

途中で終わっている、意味不明な文章が見つかる

これも自分では意識していないけど間違ってしまっている例です。支離滅裂になっている文章、妙な所で終わっていて、恐らく後で書こうと思って忘れられた1文なども良くあります。

後で入れようと・・後で整えようと・・と思ったら、Googleドキュメントのコメント機能を使ってマーキングしておくとこのミスは防げます。

コメント機能の使い方はGoogleドキュメントの使い方と文章作成におすすめな設定の記事を参照してください。(見出し:コメント機能で文中に注釈を入れていく)

自分では気がつかない「○○の回し者」文章に気がつく

市販されているダイエット器具を紹介する時や、おすすめの化粧品を紹介するときに起きやすい、まるで販売員のような口調で話してしまう内容です。

さらに抽象的であまり説明が無い場合もあります。

企業の広報では無く、ライターという中立の立場で良いものを、さらっと紹介することを心がけましょう、どんなにその商品が好きで、おすすめしたくても過度なアピールは逆効果ということも覚えておきましょう。

一晩たってから見ると自分でも「これ必要か?」という箇所が見つかります。

まとめ:編集部からの修正も少なくなり仕事が断然ラクになる!

黙読で行うセルフチェックよりもスピーティに、より確実に納品前チェックが出来るようになります。最初は上手にミスや間違いを探すことができないかもしれませんが、数をこなすことで解決します。

自分で間違いを見つけれるようになると、人の文章もチェック出来るようになります。そうすると「こうした方が読みやすいな」という気付きがあり文章スキルの向上にも繫がります。

ぜひ試してみてください。

余談ですが、音声の読み上げアプリを使ってみても面白いかもしれません。ただ、棒読みになりやすいので、聞き取りづらいかもしれませんが、気になる方は使ってみてください。(笑)
※2017-04-18現在Google Play(Androidアプリのみ)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.tts&hl=ja

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