
WEBメディアの記事はサイト上で公開される他に、GoogleやYahoo!といった検索エンジンでも検索できるようになります。
その時にどのようにユーザーに見えているのか?作った概要文ってどこに表示されているの?など基本的な事なんですが、WWEBライターとして作った文章がネット上にどのように掲載されるのか?をご紹介します。
作ったタイトルや文章の掲載場所が分かれば、「タイトルは○○した方が読者は探しやすいな」などの参考になるので、検索者を意識したタイトル作成が出来るようになると思います。
尚、この記事に出てくる、『概要文』『リード文』などの名称は弊社での名称になりますので、他社様では別の呼び方をされているかもしれません。ディスクリプションや導入文など。
最も大きなシェアを誇る、GoogleとYahoo!を中心にスクリーンショットを撮っています。またWEBメディアの8割(弊社サイトデータ)はスマートフォンで検索してサイトを閲覧している事から、例題も全てスマートフォンでの見え方を中心に紹介しています。
この記事の目次
意外と多い質問の1つで、検索結果の1位はどこですか?と聞かれることがあります。これは広告表示によって純粋な検索結果が押し下げられているからです。
広告が出ていないワードもありますが、「広告」と表示されているのは全て広告枠に出稿されているもので、検索結果はその下からになります。
また広告表示は最大で4つ。になるので、実際の表示では5番目が『検索(SEO)の1番』という事もありえます。
基本的には全ての箇所が検索に載る可能性はありますが、主に下記の項目が表示されます。検索ワード
この全てが掲載されているわけでは無く『記事タイトル+記事の概要文+本文中の見出し』というパターンやタイトルと概要文のみの場合もあります。
この『検索エンジンでの表示』に関してはサイト運営者であっても自由に操作はできません。
検索結果の例を見ていきましょう。検索結果に掲載されているタイトルと実際にサイトにアクセスした時のタイトルは同じです。
しかし、タイトルの下に記載されている「在宅ワークで人気のWEBライターの仕事。……」という文章は本文の中にはどこにも見当たりません。
記事の冒頭も全く違う文章です。
どこに書いてある文章をGoogleは反映させているのでしょうか?
答えは、WEBサイト上には掲載していない、meta Descriptionに設定している文章を読み取って、WEBサイト上に表示しているんです。
PCでWEBサイトを見て右クリック→ソースを表示で確認出来ます。
ここに記載がありますね。
これは弊社で言う『記事の概要文』になります。130文字程度という短い文章でこの記事には何が書かれているかをまとめています。この概要文をしっかりと作り込みましょうという内容はこの後に記載します。
普段何気なく検索しているので、特に真新しさはありませんが、検索結果も横書きで、2017年4月現在で32文字程度表示されるようです。この仕様は頻繁に変わるので明確に何文字以内と答えるのはちょっと難しいです。
ただ、どんな仕様になっても文字が切れる可能性がある後半に伝えたいことを入れない。という配慮はしておいた方がGoogleの仕様変更にも対応できるので、おすすめです。
できれば、想定される検索ワードの言葉は左に寄せておくほうが読者の目線に入りやすいのでおすすめです。不自然になるのに、無理やり左に検索ワードを入れるという事はしないでください。
自然になるのであれば、中段や後半になっても問題ありません。
どちらも文章力を向上させるという意味の言葉が真っ先に入っているタイトルなので、非常にわかりやすいですし、1位のサイトは添削例がついているという付加価値まであります。
2位のサイトも「13の基本」という明確な数字で、文章力に自信が無い人に向けたタイトルで読んでみようかなと思うタイトルになっています。
弊社でお願いしている文字数はだいたい130文字程度で、Googleの検索結果で概要『…』と省略されてしまうのが、このぐらいの文章量が多いので、すっきりと収まった方が読みやすいと判断してそのようにしています。
概要文はサイト上には表示されませんという説明をしてしまうと、手を抜いてさらっと書けばいいの?と思われてしまうかもしれませんが、WEBライティングにおいて概要文というのはとても重要です。
簡単に書いてますが、とても難しいです。テーマに対して2000文字で記事を書くのと、130文字程度でまとめるのとでは断然130文字でまとめる方が難しいです。
検索結果に表示されているタイトルを例に挙げると『文章力があがるWEBライティングの13の基本』というタイトルの記事がどのような構成なのかにもよりますが、下記に良い例と悪い例を記載します。
OK例
今すぐ使える文章力をあげる基礎を13個ご紹介しています。初心者ライターさんから中級者まで幅広い人に使っていただける内容で、実際にあった修正例を見ていきましょう。
NGの方では少しひどい内容ですが、具体例が無いので記事内容が読み取りにくいです。あとGoogleからしてみても関連する言葉が少ないととられてしまうかもしれませんね。
人が読んで、内容がしっかりと理解できるレベルの文章にしていきましょう。
今は知ってる人も多いかもしれませんが、Yahoo!japanはGoogleの検索順位アルゴリズムを使用しているのでGoogleと全くと同じ検索結果になります。
ただ、GoogleとYahoo!で広告数の違いはあるので、見た目は大きく変わってきます。
同じ検索ワードでも、Googleには広告表示が無く、Yahoo!には広告が表示されています。
ほんとによく変わります。これはGoogleの使命でもある、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」という言葉からも分かるように、常に新しい表現をしたり、どのようなデザインが見やすいか?を試しているので仕方のない事です。
確定しているGoogle検索のルールではありませんので、常に最新のGoogleにアンテナをはっておくと良いでしょう。