先輩ライターの体験談

読者ファーストは文章の引き出しの増やす事で解決できるかもしれない

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読者ファーストは文章の引き出しの増やす事で解決できるかもしれない
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読者ファーストという言葉を使ってライティングを促すことは、とても良い事です。ただ、読者ファーストって具体的にどういう事ですか?説明が出来ますか?

ライティング経験がある人は、おそらく『ケースバイケース』と答える人が多いと思います。これが最も正解に近い回答かと思いますが、下記のような考え方です。

  • ◯◯のケースでは、■■を書くのがわかりやすいよね。
  • △△のケースでは、■と◯を混在させて書いた方が読者目線だよね。

このように答えはテーマによって変えていくのが普通です。このように読者ファーストな考え方で記事を書くのは、強く言うまでもなく当たり前の事というのを覚えておいてください。

特別なライティング方法でもなんでもありません。

WEBサイト全体を通して読者ファーストを考えるべき

いくらライターさんが読者のためを思って記事を書いても、WEBサイト上での見せ方が分かりづらかったり、文字が小さくて読みづらかったりしたら全く意味がありません。

サイト設計、編集者、ライターさん

この3つがうまく融合する事で、初めて読者が読みやすい記事になると思っています。ではなぜ面白みが無い文章が増えていっているのでしょうか。

機械可されすぎたWEBライティングルール

  • なんにでも起承転結
  • 当たり前のように5W1H

文章の構成には定番の型があります。これはとても良くできていて、この通りに書くとストーリーがわかりやすく、読みやすい記事に仕上がります。

WEBライティングの依頼を様々なところで受けた事がある人は分かるかもしれませんが、誰でも一定レベルの記事が作れるように、『1章では◯◯を書く』『2章では◯◯の内容を書く』など決められていて、どの記事を見ても同じように始まって、同じように締める。記事が増えてしまいました。

さらにいえば、深掘りを必須とするテーマライティングも機械化されていたルールの1つかもしれません。

脱・機械化の第一歩は『このテーマだったらまず何が知りたい?』を考える

WEBに掲載する記事の80%以上はGoogleやYahooなどから『検索者』が訪問します。検索者は何かに悩んでいたり、調べ物をしていたりして、目的を持っています。

その目的に近い情報を提供する事で読者に記事を読んでもらえるようにしています。

しかし、タイトルだけが立派で、本文が検索者の知りたい事にマッチしていなかった場合、その記事は『役に立った』とは思われません。

  • 『筋トレ 二の腕』
  • 『文章作成 ツール』

この2つのキーワードの記事を書くとしてそれぞれ、どのような構成にしたら良いでしょうか?崩した言い方にすると分かりやすいと思いますが『何がしたいから調べているの?』を考えると文章の構成の優先順位が見えてきます。

『筋トレ 二の腕』
筋トレで二の腕を鍛えたいという事は、効果的に二の腕を鍛える方法を手っ取り早く知りたいと思っている可能性高いです。

という事は理屈抜きで、筋トレ方法を記載して、リスクや注意点を1つ1つ書いていく記事があれば満足度が高そうです

『文章作成 ツール』
この検索者は記事を書くのに、文章作成ツールを探しているのがわかります。こんな人に『文章作成ツールとは何か?』という章を作って説明しても意味がありません。

それよりも、無料で使えるツールや、WEBブラウザで使えるツールをまとめた記事にして、紹介する方が役に立つ記事といえるでしょう。

さらに言えば、他に無い見せ方や提案をしたい場合には、【文章だけ】に頼らず、写真で表現する、グラフで表現するなど必要に応じて小物を使ってください。写真は言葉をより理解してもらう有効な小物です。

『なぜ?』を見落とさないようにすると『他に無い情報』になりやすい

先程の筋トレ 二の腕の文章で

△ 筋トレは毎日行わずに、筋肉痛になったら休むように心がけましょう。

○ 筋肉痛になったら筋トレは休みましょう、休んでいる間にも筋肉は修復という形で成長をしているので焦る必要はありません。痛みがひく1日~3日ほどは筋肉を休ませましょう。

ここでは、確かに筋トレをし続けても意味があまり無い。という事を知っている人は多いですが、これから筋トレをしようと思っている人は『なぜ休んだ方が良いのか?』については曖昧な人も多いかもしれません。

また休む理由が分かった方が、『誰かにも教えたい』と思ってもらえたら口コミでこの記事を紹介してもらえますよね。また1人記事を読んでもらう人が増える要因になります。

そんなに沢山アイディアは出てこないよ・・・と言われてしまいそうですが、それは日々の情報収集で大幅に解決ができます。

記事の『面白さ』は関係の無い分野の知識量によって変わる

子どもの頃に好きな親戚のおじさんとかおばさんとかいませんでしたか?無意識のうちに感じている事ですが、自分に出来ないことや、知らない知識を教えてくれるからなんです。

例として、森を探検する時に、木の棒を『剣』や『杖』として使うのは子どもでも想像がつきそうですが、『布やタオルなどを先に巻きつけて基地のシンボルにする!』や『秘密基地に入るには合言葉を決める!』という”いかにもワクワクする”設定を作ってくれて、楽しませてくれます。

おそらくこのおじさんも、今までの人生の中で見たアニメやドラマなどの今やっている遊びとは関係の無い部分の知識をマネして『こうすれば秘密基地っぽくなるぞ!』と教えてくれています。

こういった一見無駄にも思えるような知識は、人を惹きつける力を持っています。ただ、やり過ぎは禁物です、1記事の中で1回以上は無駄な知識は書かないようにしましょう。

弊社の成功例だと、

もう防虫剤は使わない!洋服を守るなら、銀杏の葉が最強らしい

この記事の冒頭で紹介されている、「虫喰いのない古文書には全て銀杏の葉が挟まっていたんです」という1文が多くの人の心にささり、SNSで多くのシェアを得ました。

実際、この1文とともにTweetしてくれる人が多かったです。

情報収集はネット以外を心がける

ネット上の情報よりも、本、ラジオなどのオフラインからの情報は鮮度ある情報になりえるチャンスは多いです。ネットで話題になったことをネタとして紹介しても面白みも新鮮さもありません。ただの自己満足の世界になってしまいます。

情報を収集する場所を適切に選びましょう。

海外サイトの翻訳もかなり増えてきましたが、知らないネタが多いので面白かったりします。

アイディアは今あるものの組み合わせ、考えた分だけ面白さが増す

0+0を1にするのは、もはや革命や創造だと思っていて、こんなレベルの事を提案して欲しいとは思っていません。今あるものを組み合わせて、人と違った視点が出来ないか?と考えてみるだけで他と違った記事に仕上げる事ができると思います。

当然ですが、文章も同じで、調べたことを並び替えて、コピーにならないように書き換えていくのは、ほとんどの人が出来て、面白みがありません。

調べた事実を元に、『こう書けばもっと面白くなる。』や『これはまだあまり知られていないから書いておこう』などテーマにそった内容で自分なりの面白さを探してみてください。

テーマに関連する著名人の名言や、本当は○○。など普段耳にしない部分をピックアップしてみてください。

常に異業種の動向にも目を向けるライターさんは強い

いわるゆる『食わず嫌い』のようなもので、デザイナーさんの集まりには関係無いのでいかない。

というよりは、あまり関係ないけどコンテンツを作るという意味では面白い話が聞けるかもしれないので行ってみようと行動するライターさんは、話のネタも豊富ですし、表現もうまい気がします。

しかし急に異業種の世界に飛び込むのは辛いと思うので、その業種を知ることが出来るWEBサイト、メディアなどを日頃からチェックしておくと、いざという時に役立ちます。

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