先輩ライターの体験談

句読点の使い方と、読みやすい文章のためのいくつかのルール

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記事を書く時に句読点の使い方、付け方で悩む場面に出くわしたことはあると思いますが、たいていが適当に付けて終わりとなっていませんか?

たかが「、。」の記号ですが、句読点の使い方を覚えておけば「印象的な文章」「区切りが適切で読みやすい」という印象をあたえることができます。

可読性があがるので、自然と最後まで読んでもらえる文章になります。

句点「。」はNGパターン?があまり無いので間違えることも少ないですが、読点「、」は使いすぎて文章がブツブツ切れてしまったり、逆に使わなさすぎてどこで区切ればよいか分からない一文になってしまいます。

この記事では「読点(、)」「句点(。)」に分けて使い方のルールやその効果を説明していきます。

もし句読点以外にも文章に対して悩みがあるなら【例題で解決】自分では気がつきにくい、読みづらくなってしまう文章の癖 をご覧ください。

読点の使い方と読みやすくするルール

読みやすいと感じる文章の読点は程よい箇所で区切られていて、まるで会話をしているようにテンポ良く読むことができます。

読点は文章を読む時の「息継ぎ」と考えると良いです。

そこで、大きく4つの読点のルールに分けて覚えることで、自然な息継ぎで読める文章にしていきましょう。
※もっと沢山・細かくあると思いますが、最も大切なものを厳選しています。

余談ですが、コピーライターの方は読点を入れることで短い言葉でも印象に残るような使い方をしています。

下記は一度はみたことあるコピーだと思います。

そうだ 京都、いこう」(JR東海)

主語が長い場合の区切り

主語が短い場合には必要ないと思いますが「主語が長い場合」には有効です。区切りをつけることで一呼吸追いて、冷静に状況を伝えることができます。

また、1行の中に主語と述語が複数回出てくる場合(重文)の区切りとして有効です。

例:不機嫌そうな夫に対して、容赦なくゴミ出しを押し付けた。
例:夫はブツブツと文句を言いながらも、丁寧にゴミをまとめてゴミ捨て場に向かった。

読点を使いすぎている例
☓例:夫は、ブツブツと文句を言いながら、丁寧にゴミをまとめて、ゴミ捨て場に向かった。

固有名詞が並ぶとき

人の名前や商品名、成分名、サービス名などが並ぶ場合には読点で区切って表現していきます。

この文のように最初だけは「や」などの接続後を入れてあとに続く固有名詞を読点で区切っても良いです。

また別の項目で詳しく説明しますが、漢字やひらがなが連続するばあいは直前に読点を入れて区切ると視覚的に読みやすくなるのでおすすめです。

完璧で間違いのない文法よりも、読みやすさを優先する良い例です。

例:明日は不燃物のゴミ出しなので、なべ、やかん、食器、はさみ、電池などを捨てます。
例:今週のゴミ捨て場の掃除当番は斎藤さん、後藤さん、五十嵐さんでお願いします。

漢字・ひらがなが続くとき

上記の例でも記載しましたが、漢字・ひらがなが続くときには読点で区切っておきましょう。おそらく例題を見てもらった方がどういう状況なのか?が分かると思います。

例:
ほうきとちりとりを忘れました。

ほうきと、ちりとりを忘れました。

例:
ゴミ出し問題炎上中

ゴミ出し問題、炎上中

接続詞のあとに使う

副詞も含めたほうが良かったかもしれませんが「しかし」「また」「そして」など逆説や意外な事実として話が進む場合の接続詞に読点を付けることで、抑揚がうまれてテンポが良くなります。

例:そして、ゴミ捨て場には誰もいなくなった。
例:また、ゴミ捨て場のネットはきちんと掛けてください。

名詞で始まる場合に読点を付けたくなるけど、我慢した方が良いときもあります。気持ちはわかりますが、付けるべきでは無いと判断します。

NG例:兄は、可燃ごみをゴミ捨て場に放り投げた。

以上が読点「、」の使い方ルールです。続いて句点「。」の使い方とルールについて見ていきましょう。

また、読点の違和感に気がつくには「納品前に『声に出して読む』推敲・校閲・校正のメリット」を実践してください。細かいミスが見つかります。

句点の使い方とルールについて

ここからは句点「。」の使い方について説明していきますが、そこまで細かいルールもありませんし、間違っている人も少ないです。

念のため目を通すぐらいの気持ちで見ていただけると幸いです。ちなみに2つのルールに分けてあります。

文末のカッコ()の扱い方

注釈、別名、ルビなどを表す場合にカッコ()を使うことがありますが、文の最後にカッコ()がきた場合には句点は一番最後にうつようにします。

もう一つは、出典や引用元を示す場合にはカッコ()より前に句点「。」を打つと良いです。文法というより意味が違うので使い方を分けてあるという感じです。

例:可燃物は火曜日ですが、夏休み期間中だけ木曜日も出せます(第二木曜日のみ)。
例:夏休み期間中は第二木曜日だけ特例で可燃物が出せます。(◯◯地区自治体より)

記号「!や?」の前後には句点「。」は使用しない

感嘆符「!」や疑問符「?」の前後には句点を打たないように注意してください。意図的に打つ人はあまり見かけませんが、なんとなくで打ってしまっている文章をたまにみかけます。

※間違った例です
例:ついに明日は粗大ゴミの日だ!。
例:どう見てもこれは不燃物ですよね。?

句読点の使い方とルールは自分でも見つけれる

文法で言えば間違った使い方を紹介しているかもしれませんが、正しくても読みづらい文法はどんどん変えていなかくてはいけないと思っています。

しかしそれも、正しい文法を知った上で。の方が理解の深さが変わってくるので正しい文法も勉強してみてください。

あとは、世の中の人が読みやすいと賞賛している文章を読んでみるのも勉強になります。そういった文章は句読点だけでなく言葉の選び方、記事の構成などいろんな面で読みやすさを追求してあります。

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