先輩ライターの体験談

文章力の向上に効果的な2つのトレーニング

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文章力の向上に効果的な2つのトレーニング
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はじめに・・・伝わる文章とはどんな文章なのか?という問いに対して、一言で言うなら読者が求めている情報が書かれてた文章と答えています。大きく2つに分類されるとすると下記の通り。

  • 自分が伝えたいことを中心に書いた記事
  • 相手が知りたいことを中心に書いた記事

多くの場合、『相手が知りたい事を中心に書いた記事』の方が最後まで読まれる記事となり、『相手に伝わった』ということになるでしょう。

記事を求めてやってくる読者の意図をくみとって情報を配置するだけでも伝わると思いますが、ライターと編集者が目指すべきは最後まで読みやすい文章で導いてあげることです。そのためには『文章力の向上』が必須になってきます。

そこでこの記事では過去の経験上で文章力向上のためにやって良かった2つのトレーニング方法をご紹介します。

1つ目、まとめる力をつけるために『要約』する

WEB媒体は雑誌や新聞のように、掲載スペースが決められていないので文字数の制限がありません。自分次第で短くしたり、長くしたりできてしまいます。。

これがWEBライターのまとめる力がつかない要因かな?と思っていますが、他の人の書いた文章を要約していくトレーニングをすれば解消できます。

はじめは、元記事を見ながらでも良いですが、要点をメモしていきメモを見て要約したり、最終的には頭の中だけ情報をまとめて要約できるようになれば完璧だと思っています。

小学生の時に国語の教科書の書き写しと同じ勉強方法です。

ただし、書き写す文章は必ず「プロが編集した文章」を選ぶこと

素人のブロガーさんの文章がダメというわけではありません。伝える能力のあるブロガーさんも沢山いますし、素晴らしいと思いますが彼らには「キャラ」があり「ファン」がいます。

同じようにそのキャラを活かしたライティングを実践しても成功はしないでしょう。彼らは文章力の他にも影響力を持っている少し特別な存在であると思っても相違無いと思います。

なので、最初はプロの編集者がいるWEBメディア、雑誌などの文章を書き写す対象にしましょう。

▼書き写しにおすすめWEBメディア

http://wired.jp/
WIREDは文章の”まとめ”が読みやすいので、冒頭の文章を中心に書き写しをすると勉強になります。

英語記事を翻訳しているものもありますが、表現のとぼしい英文を見事に日本人の感覚で『翻訳』されている唯一のメディアだと思っています。

もちろん好きな本でも良いです。繰り返しますが、ここで重要なのは良い編集者が作成した文章を真似するという行為が大切だと考えています。

WIREDのサイト紹介と要約箇所の説明

書き写すのがなぜ良いのか?

1文字1文字を丁寧に読むことになるので、細かい表現を確認できます。「あ、ここは漢字が続くからひらがなを織り交ぜたほうがいいな」など普段ならスルーしてしまうようなことにも気がつけます。

弊社で使っているフォーマットを貼り付けておくので、よければ使ってください。


日記タイトル:
日記本文:

書き写し:
良かった文:
著者名:(編集者名)
元URL:

(サイトのキャプチャ・・SSで良い。)

自分が書きやすいようにカスタマイズしてくださいね。もちろんそのまま使っても良いです。

できればPCでタイピングを意識しながら行う

日記をつけるのはできるだけPCで行っていますが、集中できる環境をつくれるならスマホでもなんでもOKだと思います。PCで書いてスマホで確認ができると便利なので、EvernoteかGoogleドキュメントを推奨します。

Evernote(無料可)
https://evernote.com/intl/jp/
EvernoteのWEBサイトのキャプチャ

Googleドキュメント
https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/
Googleドキュメントのサイトのスクリーンショット

「読んで、書いて」よりも「読んで、写して、書いて」と繰り返す方が間に実践練習を挟んでいるので自然に身についていきます。

できることなら今この記事を読んでいる今日から、始める事をオススメします。

2つ目、世の中の文章やコピーを『翻訳』する

雑誌、広告、ポスター、新聞、WEBメディアの記事となんでもOKなので自分なりに「こうしたらもっと分かりやすい」と直して(翻訳して)みる練習をしてみてください。

また、ここで言う『翻訳』とは書籍『20歳の自分に読ませたい文章講座』という書籍にある、世の中の情報を翻訳するして伝えることがライターの仕事である。という意味になります。

難しい言葉には補足を入れる心遣いを

このトレーニングの目的の1つとして、何が伝わる表現になるのか?ということで、普段から

反感を買う例えかもしれませんが、駅の優先席を必要としている人が近くにいるのに席を変わらない状態と似ていて、特に「スマホを見るのに集中していて、気が付きませんでした」というようなわかってるけど気が付きませんでした状態がライティングでも起こっています。

ライティングでは『調べるのが面倒』という気持ちかもしれませんが少しの勇気と行動力で幸せになれる人がいるということを忘れないで欲しいです。

またシンプルでスマートに席を譲るのがカッコイイのと同じで、入れるべき情報とそうでない情報は精査してください。これを見て、補足まみれの記事にするようであればシンプルに書くことをまずは覚えるべきです。

自分の記事を添削することで文章力はあがる

自分の記事を添削したことありますか?ここで無いという人はぜひ今日から行ってください。文章を書くことと同じぐらい大切な作業だと思っていますし、もっとWEBライターさんに注目して欲しい作業です。

本文を書きながら翻訳していくのはかなり難しいです、どこかで分かりにくいなと感じる箇所はでてきます。だから書いた後に自分で添削して、翻訳したほうが良い箇所を探していきます。

書きまくるより、どう書くか?で文章力は急成長します

なんの目的も無しに書きまくるだけでも文章力は上がると思いますが、どう書くのか?とルールを与える事で文章力は急成長させることが出来ます。

  • 1つ目のまとめる力をつけるために『要約』する
  • 2つ目の世の中の文章やコピーを『翻訳』する

この他にも方法はありますが、まずはこのトレーニング方法を試してみてはいかがでしょうか?

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