先輩ライターの体験談

未経験からライターになる人に教えたい9つの基礎

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未経験からライターになる人に教えたい9つの基礎
https://kacoo.jp/blog/writer9foundation/

いきなりですが、実は記事を書き終えて読み返している時にこのリード文を書き直しています。というのも最初に書いた内容があまりにもリアルさが無くて、驚いてしまったからです。

うまく表現できないかもしれませんが、この記事ではライターになるために何を勉強してきたのか?何からはじめていいのか分からない……

このような人に、できれば手とり足取り教えることは出来ませんが私が駆け出しライターのときに教えてもらったことを記事でお伝えできればと思っています。

全部で9つに分けてご紹介していきますね。

1、文章の書き方を覚えたのは、書籍だった

初めから文章を書くのが好きなわけでは無く、むしろ逆で文章なんて絶対書きたくないと思っていました。さらに言えば読むのも嫌いで、ライターという仕事をなぜ今しているんだろうか?と思ったりも。

それは、言葉による影響力を知ったからだと思います。子どもの頃やっていたゲームのコピーを考えたのは誰なのか?キャラクター達が喋っているセリフは誰か決めていたのか?などを知ってしまった。ということです。

言葉1つでこんなにも多くの人を動かすことが出来るのか。と20歳ぐらいの時に感動したのを覚えています。

自分も色々なことを人に伝えたいと思いはじめて記事を書くようになりました。

無料ブログを立ち上げてみたり(それもいくつも笑)、Twitterで呟いてみたり(今のがひどい)しましたが、ただ文章を書いていただけなので、目的もはっきりせず、読みづらく、日本語も怪しい状態でした。

当時を振り返ると・・(自社Twitterより引用)

2、文章の書き方で最も参考になった2冊をご紹介します

ちょうど順番的にもこの通りに読んで欲しいです。(電子書籍より、紙の本がおすすめ)

両方とも文章を書くということを学べる実用書ですが、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」で文章を書く前の大事なことを学んでから、例題の多いシンプルに書くを読めば即実践できるサンプルが多いのでライティングにスムーズに落とし込めます。

この2つの本を読んで実践してけば、早い段階で脱初心者になるはずです。ビジネスマンなどライティングしない人にも読んでも役に立つ一冊だと思います。

本を読んだら、大事だとおもう箇所を抜き出して自分だけの「まとめ」を作っておきましょう。そうする事で読み返さなくても済みます。

大切なのは、本に直接マーカーや付箋だけで無く「まとめ」を自分で作ることで、反復学習ができるので記憶に残ります。

3、自分にはセンスが無い・・・を乗り越えた方法

どれだけ文章の書き方を勉強しても長い間越えられなかったのがセンスの問題でした。実際、何を書いても中途半端でクライアントさんからも修正の嵐。

そんな時に出会ったのが「センスは知識からはじまる」という水野 学さんの本でした。センスは知識量によって大きく変化するという内容で、当時の僕には内容が突き刺さりました。

センスが無かったのでは無く、単純に知識の量が少なかったために文章を書くという事が単調になっていて、今思えば当時の記事はリサーチをかける範囲も狭かったと感じています。

こういった多方面の知識を吸収することも大切なんだとこの時に気が付きました。それ以来、ジャンルを問わず、気になった本は全て読むようにしています。

4、文章を作成するおすすめエディタツール

文章を作成するのはパソコン。という常識からタブレットやスマホで執筆されるライターさんも増えています。

KACOOでも10名程のライターさんがiPadでライティングの仕事をしていますが、さすがに専用のキーボードを購入されているようです。

タイピングの方が確実に早いです。そのうち「音声入力で仕事できますか?」というライターさんも出てきそうです。(ちなみに誤字脱字などのチェックをしっかりしてくれるならOKですよ!)

デフォルトのメモ帳やテキストエディットは使わない

これらでも文章は書けますが、見出しの設定や画像の埋め込みなども含めて、機能が少し物足りないので使用している人は純粋に文章だけを書いている人なのかな?と思っています。

有料ですがMicrosoft Wordや、無料のOpenOfficeなどもありますが、今回はオンラインで使えるツールをご紹介します。もちろん無料です。

文章作成にはGoogleドキュメント

個人的に、ライターさんにおすすめしているのがGoogleドキュメントです。

これはGoogleが提供するGoogleドライブ(オンラインストレージ)の中で使用できるワードに似た機能を持つリッチテキストエディタです。

使用するにはGoogleアカウントが必要ですが、無料で作成できるので誰でも使うことが可能です。すでにアカウントを持っている人はGoogleドライブを今すぐ使いはじめられます。

お使いのパソコンにインストール不要で、WEBブラウザ上で使えるのでパソコンを選ばず作業ができます。オンラインストレージなので、ファイルの持ち運びも不要なので快適に使えます。

iPhoneやAndroidからもアプリで文章の編集ができるので、パソコンを持っていない時に空き時間が出来たらライティングの続きをスマホ1つで書き始めることができるんです。

ワードの高機能な部分を削ぎ落として、必要な部分だけを残したイメージです。

テキストエディタでもライティングはできますが、見出しや箇条書きなどを表す場合はGoogleドキュメントの方が便利で使いやすいです。

実際に使ってみるかたは、Googleドキュメントを文章作成しやすいように設定する方法を参考に設定してみてください。

5、普段からのメモはTwitterを活用する

Twitterを利用することのメリットは複数あると思っていて

  • メモとして活用
  • 画像も動画も残せる
  • 140文字の文字制限
  • 情報収集としても使える
  • ハッシュタグ、モーメントで関連をまとめれる
  • 使い方によっては名刺代わりになる

ライターを始めたころはEvernoteを使っていましたが、使いづらく感じていたときにTwitterを使ってメモしていたライターさんを見つけて真似をしてから4年余り続けています。

他にもニュース系のアプリなど色々ありますが、Twitter1つに絞っておいた方が確実に長続きすると思ってます。(経験上……ニュースアプリは通知も多いし、見なくなりました。)

※個人の見解なので、まずは試してみてくださいね。

6、リサーチに関して

今まで情報を探す側としての検索と、情報を提供する側の検索の意味は全く違います。必然、後者の検索でないといけません。

正しい情報を判断する力が必要になります。またGoogleでどうやって検索すればいいのか?も重要になってきます。

ここでは情報を提供する側の検索意識を高めるトレーニングや、検索オプションについて覚えていってください。

Googleの検索方法についてGoogleで調べた

情報を探すおもな手段はGoogleでした。でもそのGoogleでの検索の仕方が分からない……どうやって検索すれば求めている情報にたどり着けるのだろうか?

Googleの社員に直接聞きに行くのか?いや、そんな事してたら途方もない時間とお金がかかる。じゃあGoogleを使って自分で調べればいい。と思ったわけです。

今思えば当たり前過ぎて、痛いヤツなんですが、人に教えてもらっていたら今のような検索力もつかなかっただろうと強く感じています。

これはどうすればいい?こうやって書いていい?まだ待てばいいですか?など、書いてあることも人に聞いてばかりいませんか?

自分で調べる方法をGoogleで調べてみてください。これは自己解決能力を鍛えるトレーニングにもなります。甘えている人からこのへんで挫折していく形になります。

検索オプションというのがある事を知った

Googleに限らず「検索オプション」を設定できることを知った時から検索精度が変わりました。

不要な情報を除外したり、PDF文章だけを抜き出したり、除外ワードを設定したりと以前に比べると楽に目的の情報までたどり着くことができるようになりました。

https://www.google.co.jp/advanced_search

一度検索してから出るメニューからいけますが、正直わかりづらいです、教えてもらってたどり着く人も少なくないです。

ドメインで国の情報かどうか分かるようになった
ドメインとは、.com、.co.jpなどのURLの末尾についているアレです。全てに意味のある記号になっていて、そのドメイン名を知ることで、ある程度信憑性のある情報なのか?が判断できるようになります。

1企業や団体などで1つしか取得できないドメインの種類

取得条件
.go.jp 政府組織
.ac.jp 大学・研究機関
.co.jp 民間企業
.or.jp 非営利法人・団体

誰でもいくつでも取得できるドメインの種類

取得条件
.com 無し誰でも取得可能
.net 無し誰でも取得可能
.jp 日本国内での組織や団体であれば誰でも
.info 無し誰でも取得可能

ちなみに、「http://www.mhlw.go.jp/」は国運営のドメインで、厚生労働省のWEBサイトです。URLの末尾である程度の判断がつくというのはこういった取得できる条件が違うためです。

あくまで目安ですので、必ず自分の目で確かめてみてくださいね。.comでも第一ソースになる情報を流しているサイトはあります。

7、余力があればWEBサイトの構造や、行動心理学などの勉強もおすすめ

WEBライターが活躍する場所がネット上である以上、それらを表現するWEBサイトがどのように作られているのか?の基礎知識だけは覚えることをおすすめします。

今まで何気なしに使っていた、見出しのHTMLタグや太文字のHTMLタグが検索エンジンにどう読み取られているのか?が少しづつみえてくるので仕事に対する理解力も深まります。

見出しの構造化だけですが「分かりやすい見出し作成のコツと、HTML見出しタグの正しい使い方」でも紹介しているのでぜひご覧ください。

読者のことを考えるノウハウとして行動心理学がおすすめ

記事のテーマが違うのに、リード文の後半部分の締め文章がいつも同じになっていたり、記事構成が毎回似ている。ということはありませんか?

これは読者のことを調べきれていない状態だと思っていて、簡単に言うとリサーチ不足な状態です。

気がつかないうちに自分で文章の型を作ってしまい、毎回同じように作成しているのかもしれません。こういった状況を打開するのが、行動心理学がとても役に立ちます。

ただ、行動心理というのは目には見えません。そこでUX(ユーザーエクスペリエンス)の3大要素の

  • ユーザー(だれに)
  • コンテンツ(なにを)
  • コンテクスト(どのように)

この可視化しづらい項目の整理する考え方を学んでいけば、それぞれのテーマで本当に情報を届けたい人にフィットした文章を書けるようになっていきます。

私も直接的に行動心理学を勉強したわけでは無いですが、「行動経済学まんが ヘンテコノミクス」が読みやすくておすすめです。図解が多くとても分かりやすい一冊だと思います。

WEBサイトに訪れる人はデザインを見に来ているわけでは無く、文字による情報が目的です。何をどれだけ提供するのか?を考える力を付けていきましょう。

8、読む本のジャンルを決めない方が良い

簡単に言うと知っていることの引き出しを増やすために、色々なジャンルの本を読んでみることをおすすめします。

例えば尊敬する人のおすすめしている本や、出版している本などを読み漁ってみるなどでもいいです。自分の知らない世界を知ることが大切で、一見無駄に思えることも将来自分の仕事に活きてきます。

9、色々学んできたことで、無駄だったといえること

※ここで言う無駄は自分には合わなかったという意味です。

  • 無料セミナー
  • ◯◯で稼ぐ方法などの本

無料のセミナーは二度と行かないと思います。自分の尊敬する人であれば勉強目的では無く興味本位で行くと思いますが。

自己投資にしては得られるものが少なく、移動時間も合わせると長くて半日ほど使ってしまうので実質的に損している気分になるからです。

有料セミナーも、行くのであれば講師とカリキュラムの内容をよく確認してから参加することを強く推奨します。

また、フリーランスで最も甘い誘惑の1つが「儲け話」これらは確かに稼げるのかもしれないけれど、ライターをやめる覚悟のうえでやらないと厳しい内容だったと感じています。

しかし、一時のお金を取るか、一生お金を稼ぐ知識をを磨くか天秤にかけるようなものです、後者に価値を見出す思考力を付けましょう。

いかに早くスタートできるか?が全て

あなたは、ちゃんと記事が書けるようになるだろうか……ブログ経験も無いけど文章を書く仕事なんて出来るのか……などの、誰も予測できない不安に陥っていませんか?

分からないことに怯えるのは単に、やりたくない気持ちや面倒になっているという事もありえます。コンビニのバイトでも、レジ打ちのパートでも何も覚えなくて良い仕事なんて1つもありません。

ここで紹介した本や知識を読み返していただき、最初のスタートを切ってくれる人が増えるのを願っています。

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