先輩ライターの体験談

記事テーマから構成案ができるまで、1から10個の切り口の探し方

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記事テーマから構成案ができるまで、1から10個の切り口の探し方
https://kacoo.jp/blog/kouseian-10list/

記事を書く前に構成案を作ることを推奨していましたが、よい良い記事にしていくためには必須項目だと感じてきているので、弊社で初心者ライターさん向けに提案している1のテーマから10個の切り口を探す方法をご紹介します。

※10個というのは目安です。

また、基本的なWEBライティングに必要な要素は「網羅性」「検索キーワード」「記事構成」「読者の文脈」の4つが大切です。これらの要素を全体的に学べるのが本記事となっています。

大きな流れとしては以下の4つの工程を踏みます。

  • 1、テーマの確認で想像できるワードを書き出す
  • 2、キーワードツールで自分の知識外のワードを抜き出す
  • 3、キーワードを似ているワードで分類する
  • 4、記事の構成を組み立てる

使用するテーマ:太もも痩せ
出揃っている条件:女性向けメディアに記事を掲載。
テーマ=Googleの検索窓に打ち込むワード

記事テーマの確認と想像できるワードを書き出す

「太もも痩せ」

ここから自分の知識の範囲で、関連しているワードを自由に書き出していきましょう。この「太もも痩せ」と検索する人物を想像しながら書き出すといいです。

「ダイエット」「細くしたい」「スクワット」「30代」「ジム」「楽に」……

自分で想像できるキーワード

パッと思い浮かぶものはコレぐらいだとします。もう少し捻出できても良かったかなと思いますが(笑)捻出できなかった部分が青色のモヤで表現しています。

【この次の段階から意外な切り口を探すステージに入ります。】

キーワードツールを使ってワードをさらに洗い出す

検索しようとすると「このワードをお探しですか?」みたいな形で予想されるワードが出て来ることってありますよね?そのGoogleが提案してくれているワードの事を「サジェスト」と呼んでいます。

まずはこのサジェストを拾っていきましょう。より多くのワードを拾いたいので
https://goodkeyword.net/search.php
というツールを使います。

このツールの説明は割愛しますが、検索窓にワードを入れると指定した検索エンジンのサジェストを抽出してくれます。実際に検索してみます。

検索結果はPCは右サイドバー、スマホの場合は検索結果の下に「表示されたキーワードをすべてコピー※重複キーワードは削除済」からコピーしてテキストエディタなどに貼り付けます。

そこから使用できそうなワードを残していきます。

キーワードを書き出していく図

このようにツールを使用することで、自分では知り得なかったキーワードに出会うことができています。

多くの人は追加されたキーワードからさらに分岐して様々なキーワードを考えたかと思います。

キーワードを集めるという行為自体は機械的かもしれませんが、そこから発想されるワードはとても人間的でより人の思考に近い内容になっていきます。

例:
ランニング→どれだけ走ればいい?(時間)
筋トレ→逆に太くならない?きつくない?(やりたくない)

などなど、言葉を肉付けしていくとこのままでも記事になっていきそうです。ただ、正しい情報を掲載するためのリサーチや、情報を見やすくするための分類作業がまだなので、おあずけです。

続いて似たようなキーワードをまとめていきます。

似ているキーワードで分類していく

ジャンルごとに分類する図

赤と紫の違いが分かりづらくてスミマセン……図にもありますが、分類は下記の通り。

  • 楽できる・エステやマッサージ系
  • グッズ・アイテム系
  • 運動系
  • その他

あまり多くジャンルを作っても迷うので、「成功例」「筋肉質」「短期間」などのキーワードはその他にしました。ただ、見出しに使用する際に不便なので、きっちり書き出しておきましょう。

今ある「その他」を展開します。

  • 期間
  • 体質
  • 口コミや評判
  • 年代
  • 希望

細かくキーワードを見ていくと、「グッズ」はかなりざっくりしていますが、ここに乗っていないアイテムが見つかる可能性が高いのでこのまま残します。

記事の構成を組み立てる

この時、どんな情報から順にしりたいかな?を想定すると良いです。ありえないかもしれませんが、太もも痩せの原因から話を始めても、このワードでやってくる読者は喜びません。

短期間や簡単な方法から知りたいと思っている読者が多いので情報の順番としてはこれらが優先的だと考えます。

実際に記事テーマでGoogle検索してみる

この時Googleの検索結果を参考にすると良いでしょう。クエリによってどんな情報があるのか?が分かります。

さらに「運動やストレッチなどを組み合わせないと効果は得られないよ」などの仮説で良いので前提をリード文に入れておくと良いです。※仮説なのでリサーチ後に全て確定する

■タイトル・テーマ「太もも痩せ」
■本文と仮見出し
リード文:
前提として体質や年齢などを含めて、痩せにくい場合もあるかもね。という内容は伝えておく。

・お風呂で簡単!太もも痩せに必要なマッサージ方法
・中・長期で考えるならヨガ・ウォーキング
・オフィスで出来るダイエット方法
・太もも痩せに期待できるダイエットグッズ
・短期間で効果的なスクワットや筋トレ・ジム
・さ

※それぞれの見出しでまだ使っていないワードを小見出しで使用していきます。

読者への配慮として、女性がメインなので楽にできるものを上に、筋トレなどのキツイものを下にしています。
※サイト運営者であればヒートマップツールやAnalyticsの直帰率や滞在時間などのデータを見て改善していくと良いでしょう。

また、参考サイトなどはリサーチをかけていく時に、全て残していきます。情報の裏付けとなる権威性のあるサイトなどを見失わないようにちゃんと分類しておく事をおすすめします。

記事のテーマから構成案を作成する流れについて、弊社が行っている流れをお伝えしました。例で出されているキーワードや構成案はサンプルなので完全ではありません。

ここからリサーチして正確な情報と、情報から価値のある情報にバージョンアップしていく作業に移ります。

リサーチについては「先入観を取り除いてリサーチするメリット
文章については「WEBライティングの基礎」をご覧ください。

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