
元々文章を書くのが好きで「ライターになりたい」という漠然とした夢はありましたが、どのようになれるのかもあまりわからずに過ごしていました。
しかし、転勤族の主人と結婚したことで私自身が外に出て仕事をすることが難しくなり、さらに妊娠をしたことで自分のキャリアをもう一度立ち止まって見直す機会がありました。
いつ引越しを言い渡されるか分からない生活なので、引っ越しがあっても続けられる仕事がしたかったことと、育児をしながらでも自分で時間をやりくりして出来る仕事がしたかったこと、そして何よりも自分の夢を実現出来たら嬉しい!と考え、在宅ライターに応募をしました。
ライターとしてのキャリアは皆無で、しかも妊娠7ヶ月の時に応募しましたが、採用の通知を頂くことが出来ました。
在宅ライターの仕事を始めて半年ほどになりますが、始めてから2ヶ月ほどで出産をするために一度お休みを頂き、出産から1か月ほどで復帰しました。
応募の時点で予定日についてはお伝えした上での採用ではありましたが、出産が近づいてくる中での担当者様とのやり取りでいつも心身に気を遣っていただき、本当に感謝しています。
現在は妊娠・出産・子育て関係の記事を執筆していますが、自分自身が妊娠中に大変だったことを情報としてまとめて記事に出来ることがとても多く、面白さとやりがいを感じています。
自分の視点だと一方的になりがちな内容でも、担当者様とのやり取りの中で「こういうことを感じるのか」「こんな疑問もあるのか」と気づかされることが多くあります。
文章を推敲すること以上に、内容を色々な視点から見て客観的に論じることがなかなか難しく、日々勉強だと感じています。
また、記事を執筆しながら他の方が書いて掲載されている記事を読んで、私自身も出産や育児に向けての情報収集が出来ることも大きな収穫だと思います。
自分の経験をもとにしてリアルな内容の記事を執筆するやりがいもありますし、それを読者の方に読んで頂くことでその方の力になれているかもしれないと思うと、やる気が途切れることなく執筆に向かうことができます。
在宅の仕事をしていると、多くの出産したてのお母さんが感じる『「社会」からの孤立感』をあまり感じずに過ごせているなと感じています。
現在生後半年になる娘と夫と3人で生活していますが、夫が激務のため日中はほぼ娘と2人きりの生活です。
しかし、担当者様とメールで記事についてのやり取りをしたり、自分が書く記事についてのリサーチをするために本を読んだりすると、仕事をしているという自覚が強くなって気持ちが引き締まります。
また、ライターの仕事は成果が掲載という形で分かりやすく目に見えるので、自分が仕上げた記事がアップされているのを見ると自信につながりますし、社会の一員であるという喜びを感じることができます。
ただし、まだ1歳にもならない子どもを抱えての在宅の仕事は大変だと感じることもあります。特に時間のやりくりはいまだに模索中です。
現在は主に娘が機嫌良く起きているタイミングか夜の寝かしつけ後にパソコンに向かっていますが、娘が大泣きしたり私自身が疲れて寝てしまったりと、なかなか執筆が進まないこともあります。
在宅での仕事は生活の中で自分でさじ加減を決める分、仕事であることをきちんと認識して律することが大切です。
「仕事である」という意識をベースとして、娘の事など予測不可能な要素を加味した余裕あるスケジューリングをして、無理をしなくても良い記事が書ける時間の確保をできるようにするのが理想なので、試行錯誤の毎日です。
ライターの仕事が初の在宅ワークですが、始める前に想像していたよりも担当者様とのやりとりが多く、仕事を進めやすいと思います。
始める前は「●●について書いてください」と言われたらその記事を書いて提出、終了…という単純な流れを想像していましたが、実際はそんな単純なものではありませんでした。
どうすればたくさんの読者様の目に留まるのか、目に留まって読んで頂けた上で満足度を上げられるかを、担当者様と相談し練り上げていく作業がとても多いです。
単独で文章を書いていくというよりも、チームとして記事を仕上げていく感覚がとても強いので、これまで書いた記事も私一人の物ではないなと常々感じ、面白さを感じています。
仕事の事だけでなく、いつも色々と気にかけて相談に乗ってくださる担当者様に本当に感謝しています。非常に恵まれた環境で在宅で仕事が出来ていることをとてもうれしく思います。
今後ともよろしくお願いします。