
2014年の3月からスタートしたので、2年半ほどです。
それまでにライターの経験はありました。現在で、ライティングをはじめてから8年になります。
健康食品やブランド品・化粧品・温泉宿の紹介文・食品の紹介、女性の生き方サイトなど、さまざまな分野でライティングを経験してきました。
・1つ目の理由は、長男の次に双子で次男・三男を出産し、一気に男の子3人の母になったからです。
・2つ目は、住んでいる地域が、夫婦の共働き率が日本でもトップクラスに高かったからです。
・3つ目は、自分の実家が遠く、主人の仕事が非常に不規則だからです。
将来の経済的にも「私も働きたい、手に職をつけたい」と考えていました。しかし、手のかかる3兄弟を、助けてくれる親族のいない環境で育てるのは大変でした。
主人の仕事は不規則で、家事・育児をコンスタントに手伝うことはできません。私が外に働きに行くのは、不安が大きかったのです。
さらに私の実家が遠く、外で働き始めると帰省が難しくなるという問題もありました。
そのため、子どもを見ながら自分のペースで働ける在宅ワークに注目しました。パソコン・ネット環境さえ整えば、どこでも仕事ができるという点も魅力でした。
ライティングを選んだのは、書くことが何より好きだったからです。
詩や俳句・連句・小説など、文章を書くことが長年の趣味で同人作家としても活動していたので、一番親しみやすいかもしれないと思いトライアルを受けました。
在宅で良かった!と思うポイントはたくさんあります。
・時間が自由になる
時間が自由になるというのが最大の利点です。学校の役員やボランティア・子どもや両親が病気になったときなど、職場に気を遣うことなく家族のために動くことができます。
・自分のペースで働ける
自分のペースでお仕事を入れることができるので、頑張れば頑張るだけ報われます!もちろん、体調がすぐれない時など、休むことも可能です。
・人間関係の悩みが少ない
職場が自宅なので、人間関係の悩みは外で働く場合に比べてはるかに少ないと言えるでしょう。私は人見知りなので、非常にありがたい環境です。
・長期間旅行・帰省できる
パソコンさえ持っていればどこでもお仕事ができるので、長期間の旅行や帰省が可能です。
・子どもに働く姿を見せられる
「ママはこうやって働いているんだよ」という姿を子どもに見せることができます。子どもたちも、文章を書く仕事に理解や興味を持ってくれます。
・いろいろな知識を学べる
お仕事を通して、さまざまな知識や情報を得ることができます。その延長線上に、人との出会いもありますよ。
在宅で働いているがゆえのデメリットもあります。
・周囲の理解を得にくい
仕事というと「外に働きに行く」というイメージがあるので、「仕事をしている」と理解されにくい点はあります。家族には、きちんと理解してもらうと良いですね。
・休みがハッキリしない
お仕事の量を自由に決められるので、つい無理をしてしまいがちです。土日もお正月もお盆もない…ということにもなりかねないので、お休みは自分でしっかり確保したいですね。
最初は「ちょっとしたお小遣い稼ぎ」という感覚でスタートしました。また、周囲の人にも「仕事というほどでもない」と認識されていました。
でも、情報を発信し、多くの読者様に読んでいただくものを書く、ということは責任ある立場でもあります。
たとえ名前が出なくても、私が書いた文章がもたらす影響について、そして責任について考えはじめ、意識が変わりました。
ちょっとしたお小遣い稼ぎではなく、文章を手掛ける「職人」として仕事に向き合いたいと感じるようになりました。
私は8年間、在宅ライターのお仕事を続けさせていただいています。
最初に出会った会社の方に、「長続きしない人が多い」と言われましたが、幸運なことにお仕事にも、人との出会いにも恵まれここまで続けることができました。
長続きさせるコツをご紹介したいと思います。
・何に対しても興味・好奇心を持つ
何事にも「何だろう」「どうしてだろう」という興味・好奇心を持って接することで、飽きずに調べたり書いたりすることができます。
・読む人の立場に立つ
子育てサイトの場合、読んでくださるのは妊娠中・育児中の悩めるママさんたちです。
自分が今、困ったりつらい立場にあったらどうだろう、とその立場に立って考えることで、より読者様の気持ちに寄り添うことができるのではないかと思います。
・会社のツールを活用する
会社では、ライティングに役立つ資料やルールをいろいろ用意してくださっています。
例えば、プレビューサイトを活用することで間違いを少なくし、客観的に自分が書いたものを読み直せるようになります。
使い方をマスターするまではちょっと面倒に感じるかもしれませんが、こうしたツールを活用することでライティング技術も向上していくと思います。
・担当者さんと信頼関係を結ぶ
会社の担当者さんは、私たちライターにとって「第一の読者」です。
自分が良いと思ったものでも、客観的な立場から読んでいただくことで欠点が見つかることがたくさんあります。
担当者さんと「つらいママさんたち、困っているママさんたちの希望になれたら」という気持ちをひとつにしていくことで、より良い記事に仕上げていけるのではないでしょうか。
また、担当者さんが現役のママさんパパさんだったり、在宅ワーカーではわからない世界を知っていたりと、交流することでさまざまな情報も与えてくださいます。
「報・連・相を徹底する」「締め切りを守る」「ライティングのルールを頭に入れる」「挨拶を欠かさない」など、基礎的なことを守って信頼関係を築いていけば、より楽しくお仕事ができるのではないでしょうか。
・見通しを立てる
子どもが熱を出しやすい時期や、インフルエンザや感染症が流行る時期・行事が重なる時期など、お仕事に支障がでる時期があります。
そういった時期を早めに見通しておくことも、月々のお仕事を上手に乗り越えていくためのコツです。
自分の家庭はもちろん、担当者さんが体調を崩されたり、ご家族の病気でお休みされることもあり得ます。
お仕事をしている中で、ご迷惑をおかけしてしまったこともあります。そういった経験から、見通しを立てることの重要性を思い知りました。
できるだけ早めに取り掛かり、できないと感じたときには早めに連絡を入れるなど、月単位での見通しを立てるようにすると良いかと思います。
・無理をしない
ライティングは、機織りに似ています。地道にコツコツ一文字ずつ埋めていくことで、いつの間にか記事という1枚の布が仕上がります。
自分のキャパシティを考えてお引き受けすること、自分の能力を冷静に判断できるようになることも、大切なスキルだと思います。
自分の能力を超えて引き受けてしまえば、どうしても仕事は雑になります。また書き終えるゴールが遠すぎると、やる気を失ってしまうこともあります。
目の前の記事の向こう側にいる読者様、一番初めに読んでくださる担当者さんのことを考えて、コツコツ一歩ずつ織り上げていける容量を見極めることは、自戒もこめて大切だと思います。
・仕事に誇りを持つ
ライティングのお仕事は、ネットで自分の仕事の成果を見ることができます。多くの人が読み、感想を寄せてくださることもあります。
仕事に誇りを持つことが責任を持つことにつながり、長く続けることにもつながっていくのではないかと感じます。
私は、自分の小説を投稿している某投稿サイトの広告で子育てMARCHの求人に出会い、トライアルを受けました。
個性豊かでやんちゃすぎる息子たちの育児経験を活かすことができる仕事かもしれない、と感じたからです。
株式会社WEB企画様や、担当者さんと出会って、ライターとして鍛えていただきました。本当に感謝しています。
また、体調なども気遣っていただき、ありがたいなと感じる事ばかりです。(記事の出来具合で緊張はするものの)やり取りがとても楽しみです。
私は自分に自信が持てず、人見知りで内向的な人間です。それでも、家にいてこうして情報を発信できるお仕事に携わることができ、すごい時代だなあと感じます。
私がライターになったのは、上の子が年少さん、下の双子はまだ離乳食を食べている時期でした。
右も左もわからずに飛び込んだ世界でしたが、多くの方々に支えられてここまでやってくることができました。
きっかけは「お小遣いが欲しい」「ヒマつぶしにいい」くらいの気持ちでも構わないと思います。私も頑張っていくうちに、出会いが自分を変えていってくれました。
ちょっとの好奇心と、未知の世界へのワクワク、「子育てって大変だよね」という共感があれば、きっと大丈夫ですよ。